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三国志72 手の平の計の巻 

孔明が三日で10万本以上の矢を集めたことを知った周瑜は、孔明の奇計には鬼神さえもひれ伏すだろう、自分など足元にも及ばぬ才能だ・・・と孔明の奇才を改めて思い知ります。
そして孔明が周瑜に曹軍への攻撃はいつ始めるのかと聞くと、先日曹陣営の水上塞を偵察に行ったら実に合理的かつ厳重であり簡単には敗れそうもなかった、それで一計を考えたが自信がもてないので是非孔明先生に判断してもらいたい・・・と言います。
孔明はそれは軍の極秘事項だから口には出さず、お互い手の平に自分の計を書いて示しあうのはどうか・・・と持ちかけます。
そして孔明と周瑜はお互い手に何かを書き、見せ合います。
それを見た二人は一緒に笑います。
二人の手のひらには共に『火』と書かれていたのです。
孔明と周瑜の討曹作戦ははからずも火攻めで一致したのでした。

三江口の戦い、そして矢の一件と敗戦続きの曹操は、蔡の従弟である蔡中(さいちゅう)と蔡和(さいか)に偽りの投降をして呉軍に潜り込ませました。
周瑜は二人が家族を伴って来なかったことからその偽りを見破りながらも二人を歓待します。
こちらに都合のいい情報だけを二人に流させて利用しようと考えたのです。

呉軍の長老格に黄蓋という老将軍がいました。
彼は寡少な呉軍は長期戦になると不利になるのに何故攻撃を始めないのかと周瑜に訊ねます。
周瑜は陸戦なら奇襲という戦法があるが、水上戦では不意をついての火攻めは不可能、どうすれば対岸から気付かれず敵に近づき火を放てるかで悩んでいるのだと答えます。
出来れば蔡兄弟のまねをしてこちらも偽の投降者を出すのが良いのだが、曹操は策略に長けているから彼を納得させるには蔡兄弟よりも数段上の大物を投降者として出さなければ・・・と言うと、それを聞いた黄蓋は自分で良ければ投降すると名乗りでます。
しかし周瑜は曹操を騙すには『苦肉の計』ほどの過激な策を用いなければならない・・・呉国三代に仕える勇将である黄将軍に何かあっては江東の民に顔向けできないからとそれを断ります。
しかし、黄蓋は呉候(孫権)の王覇の業の為なら苦肉の計どころかこの身が裂けてもかまわない・・・と強い意志を見せ、周瑜はそれにひたすら感謝して拝礼し、彼に頼むことにするのです。
黄蓋は昔の英雄にならってこの名を歴史に残せるなら死をもまた甘んじて受け入れようと決意をたぎらせるのでした。

注意を受けたので今までのようなリンクは貼れなくなってしまいました。
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次回は呉を思う熱い忠臣達の物語です。

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[ 2006/03/02 23:34 ] 三国志71~80 | TB(0) | CM(5)
>いたおさん
クライマックスは赤壁のクライマックスです。
まだもうちょっとあります^^
苦肉の策・・・確かによく聞きますねぇ。
苦肉の計・・・多分違うと思います。
↑こちらは次回!

>いっしーさん
呉は夭折な人が多いですね。
でも・・・1800年近く前ですから現代に比べたらみんな短命ですねw
[ 2006/03/04 23:18 ] [ 編集 ]
両方のブログにコメントありがとうございましたm(_ _)m この辺はドラマチックというか面白いですね。周ユが短命なのが残念です(>_<)
[ 2006/03/04 12:51 ] [ 編集 ]
クライマックスってことは終わりが近づいている!?
続きは気になりますが終わるのは悲しい…

苦肉の計?
苦肉の策というのは良く聞きますが、苦し紛れの計略?
[ 2006/03/04 00:54 ] [ 編集 ]
私も大好きですw
火攻めで一致した後、周瑜の段取りが進んでいきますよね、孔明はどんな風に予想していたんだろう・・・?
これからの緊張感の高まり具合がたまりませんね♪
[ 2006/03/03 23:58 ] [ 編集 ]
お互いの手に書かれた「火」という文字。火花散る諸葛亮vs周瑜の名場面ですね。そして二人の鬼謀に感嘆するのみの魯粛・・・
そしていよいよ赤壁のクライマックス!
[ 2006/03/03 14:15 ] [ 編集 ]
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私がここで書いているものは三国志演義を元にした簡単なだいたいのストーリーであり、大幅に省略されています。
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