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三国志62 曹植の詩の巻 

孔明は周瑜に、戦うことなく曹操に喜んで兵を引かせる方法があるといいます。
それは一艘の船に二人の人間を乗せて送り届けるだけでいい、戦で何十万もの命が亡くなることを考えれば二人の人間を送ることなどたやすいことだと言うのです。

それを聞いた周瑜が
「で、その二人の人間とは・・・?」
と聞くと孔明は
「江東の喬家には二喬といわれる絶世の美人姉妹がいるといいます。曹操が今百万の大軍を率いてこの江東に押し寄せてきているのはひとえにその姉妹を手に入れたいがため。公瑾(周瑜の字)殿がその二人を探し出して曹操に送れば彼は喜んで兵を引き上げて国へ帰るでしょう。」
と言うのです。
すると周瑜はわなわな震えながら
「それを証明する証拠でもあるのか!!」
と孔明を問い詰めます。
すると孔明は
「曹操は銅雀台を建てた際に文才のある三男の曹植に詩を読ませています。私も好きな詩ですからちょっと朗読してみましょう。」
といって詩を朗読し始めます。
するとその中に
『東南で二喬を抱き、朝夕にこれを楽しむ』
とでてきたではありませんか。
それを聞いた周瑜は
「曹賊めっ!私を侮りおって!!」と激怒します。
周瑜の様子がおかしいので孔明がいぶかしげな顔をすると魯粛が慌てて二喬のうち姉の大喬は先主孫策の妻で妹の小喬は周瑜の妻であるのだと説明します。
それを聞いた孔明はさも驚いたかのようにふるまい
「知らぬこととはいえ、なんという失礼を・・・。」
とわざとらしく謝るのです。
しかし怒りまくってしまった周瑜はそんなわざとらしい孔明の演技に気づきません。
曹操に対する怒りでいっぱいです。
「私は曹操と戦うことを決めたっ!!」
すぐにでも軍を出して攻めにいきかねない様子です。
孔明は
「いや、もう少しよくお考えになった方が・・・」
と一応いさめますが、周瑜はさっきは臥龍先生の考えを探る為に降伏などと言ったが、ハ陽湖を出た時から戦うことを決めていた、臥龍先生にも是非力を貸して欲しいと頼むのでした。

実はこの曹植の詩の原文は
『覧二於東南兮、楽朝夕之与共』となっています。
意味としては『(銅雀台の)東南にある二本の橋を眺め、朝夕に(この橋にある美しい芸術品を)鑑賞して楽しむ。』というものです。
しかし孔明はこれを
『攬二於東南兮、楽朝夕之与共』
と巧みに変え、周瑜を怒らせ、曹操との戦いを決意させることに成功したのでした。

周瑜は確かに愛妻家だったようです。
今回は孔明にしてやられたような形ですが、真相を知ったら・・・怒るでしょうね、やっぱり(^^;)
もし自分が周瑜で真相を知ったらどっち?
■孔明許さじ!!怒って彼を斬る。
■愛妻のことになると周りが見えなくなる自分が悪い・・・。

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[ 2006/01/21 23:20 ] 三国志61~70 | TB(0) | CM(5)
>いたおさん
周瑜は孔明に匹敵どころかかなりの賢者だと思います。
演義では少なくとも最初の孔明のライバルでしょう。
でも孔明スゴスギなんですよね・・・(^^;)

>結城さん
孔明は自分が賢者だと思われてることさえも逆に利用する程の賢者ってことでしょうか・・・w
しかし、周瑜が口・・・なんですか???
気になるーーー!!口・・・口・・・??

>あなろぐさん
蒼天航路の孔明は最初の登場のところしか知りません。
別の意味で際立っていました・・・(;´Д`A ```
詩を暗誦してるところからしてスゴイですが、それを咄嗟に入れ変えて意味まで変えてしまうところがスゴイです。

>NIJOさん
『あの曹操』というイメージさえも利用してますよねw
曹操、全く無実なのに・・・(/_<。)
そう考えると孔明結構あくどい?w
[ 2006/01/23 13:03 ] [ 編集 ]
いやー来ましたね。呉陣営での孔明の丁々発止。
「橋」と「喬」のトリック・・・だまされるのも当然。
だってあの曹操だもの。
説得力ありすぎですって。
[ 2006/01/23 11:49 ] [ 編集 ]
やはり孔明は凄いですね。
したのThe History Entertainment Networkさんが、「孔明が物凄く賢者だと心の底では誰しもが思っているからこそ、簡単なことにもだまされてしまうわけです。」
と、書いていますが、今同じ事を思いました。
蒼天航路でも孔明は一際際立っています。
孔明か。。。
あやかりたい
[ 2006/01/22 13:12 ] [ 編集 ]
誰も孔明なんかに敵うわけありませんよ。
それは孔明が物凄く賢者だと心の底では誰しもが思っているからこそ、簡単なことにもだまされてしまうわけです。魏の仲達さんもまた然り。
無双だと小喬自体の年齢が幼いので周瑜はロ・・・なんでもありません(汗)。
[ 2006/01/22 08:59 ] [ 編集 ]
思いっきり孔明にしてやられてるではありませんか。
私のイメージでは孔明に匹敵する賢者だと思ってたのですが・・・
それだけ愛妻家だったということでしょうか。
それとも孔明が凄すぎるのか?
[ 2006/01/22 00:09 ] [ 編集 ]
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私がここで書いているものは三国志演義を元にした簡単なだいたいのストーリーであり、大幅に省略されています。
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■三国志演義
■吉川三国志
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