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三国志70 魯子敬の災難の巻 

魯粛はその後すぐに孔明を訪れ、どうするのですか、あんな約束をして・・・と訊ねました。
しかし孔明はこうなったのも魯粛のせいだと責めます。
魯粛に周瑜の策略に気付いていたことを口止めしておいたのにそれを周瑜に話してしまった、だから周瑜は自分を害そうとしてこんな無理難題を押し付けたに違いない、10万本の矢など、3日どころか30日あっても作れるわけがない・・・と嘆きます。
そして魯粛に魯粛は江夏で劉備に孔明の命を保証してくれた・・・だからもちろん助けてくれますね??と頼みます。
魯粛は困ってしまいました。

魯粛はしばらく考えると自分も処罰を受けることを覚悟して孔明を逃がすからこのまま劉備のところへ行くようにと言います。
それを聞いた孔明は非常に嬉しそうです。
しかし孔明は、劉備の使命を帯びて呉に来ているからこのまま逃げ帰るわけにはいかない、その代わりに30人ずつの兵士を乗せた船を20艘に太鼓を用意してくれれば充分だ、20艘の船には船体を青い布で被い、藁人形を千体ほど船の両側に並べる、それで3日目には必ず約束通り10万本の矢をお届けしましょう・・・と言うのです。
魯粛は不思議に思いますが、そんなものでいいのなら・・・と孔明の言う通りに用意します。
もちろん孔明はそのことも周瑜には言わないようにと口止めし、今度はさすがに魯粛も黙っているのでした。

三日目の夜に孔明は魯粛を呼び出しました。
魯粛は矢が見当たらないので今日が期限の日だが、矢の用意はできたのかと聞きます。
すると孔明はそれには答えず、自分の船の中に魯粛を誘って酒を酌み交わし始めました。
いつしか船は動き始めていました。

船がどんどん進んでいくので不安に思った魯粛がどこへ行くのかと聞くと孔明は長江の北岸の曹陣営の水上塞までだと言います。
充分な軍備もなく敵軍に近づいては危険です。
魯粛は自分を陥れるつもりですか!とうろたえますが、孔明はにこやかに酒を飲むだけです。
そこへ小姓が霧が出てきたと報告にきました。
孔明は木窓を開けて外を確認します。
魯粛は曹陣営に近づくなどとんでもないっ!私と孔明先生の命のためにも早く船を戻してくださいっとますます取り乱します。
それを聞いた孔明は大笑いし、おおげさな方だ、気持ちが落ち着かないようだから琴でも奏でて差し上げよう・・・と琴を弾き始めるのです。
先生のでたらめな琴など聞きたくありませんっ!!と魯粛はそれどころではありません。
彼はもう死んだ気になって目をつぶっていました。
そして船はどんどん曹陣営に向かって進んでいくのです。


孔明はきっとわざと魯粛が周瑜に話してしまったことを責めて困ったふりをしたにちがいありません。
いじわるですねぇ・・・でもきっとこれもまた魯粛が周瑜にバラしてしまわないようにする為ではないかと思うのですが、どうでしょう??
魯粛をいじめて喜んでいそうな気もしますが・・・。

今回の話で気になるのはどっち?
■やっぱり孔明はSか
■孔明の琴は本当にでたらめか
矢についてはあえて言及しません。。。

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[ 2006/02/17 00:46 ] 三国志61~70 | TB(0) | CM(4)

三国志69 周公瑾の陰謀の巻 

周瑜は幕僚を本陣に集め、軍議を開きました。
そこで周瑜は孔明に、水上での戦いにはどのような武器が一番良いかと尋ねます。
孔明はそれは弓矢であると答えました。
しかし周瑜は今は呉軍の手持ちの矢が少ない・・・できれば孔明に矢を10万本用意してもらえないだろうかと頼むのです。

それを聞いた孔明は少し考え、それは重い任務だが光栄であると承諾し、いつまでに入用かと尋ねます。
周瑜のできれば10日以内に・・・という言葉を聞いた幕僚達はざわめきます。
10万本の矢は数えるだけでも半日かかるでしょう、ましてや10日で用意するとは到底無理な数字なのです。
そんな幕僚達の様子を見て周瑜は、無理ならもう少し期限を延ばしてもよいが・・・と孔明をチラリと見ました。
すると孔明は、曹操が攻めてきている時に10日もかかっていては手遅れになりかねない、三日で用意しましょうと答えるのです。
周瑜はこの機を逃さず、陣中に戯言は許されませんぞ?と念を押します。
魯粛が慌てて孔明にやけになってはいけない・・・と止めます。
周瑜は魯粛を睨みつけながらも、孔明先生は天下の奇才、こんなことでお困りになるわけがない・・・と孔明に辞退させないようにしてしまいます。
孔明もにこやかに笑い、3日で10万本用意できぬ時は軍罰を受けるという誓書まで書いてしまうのでした。

周瑜は上機嫌です。
3日で10万本の矢を用意するなど不可能で孔明の命をとったも同じことです。
しかし、すぐに不安になります。
あの孔明のこと、口からでまかせを言うとは思えません。
そこで魯粛に孔明を見張らせ、後から言い訳ができないように必要なものがあればそろえてやるようにと言うのでした。

どっちを応援する?
■3日以内に10万本の矢を用意しないと処罰される孔明
■まちがいなく板ばさみになるであろうことが予想される魯粛
孔明派の私ですが、ここは魯粛を応援したい・・・。

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[ 2006/02/16 00:42 ] 三国志61~70 | TB(0) | CM(8)

三国志68 群英の会の巻 

周瑜は大いに飲んで酔った振りをし、江東の英雄が並んだ今日の宴を『群英の会』と名づけよう!と上機嫌です。
そして蒋幹は勧められるままその夜は周瑜と寝床を共にしました。

その夜、蒋幹が気が付くと周瑜は隣でぐっすりと眠っていました。
彼が周瑜の部屋を見渡すと、机に書面が積んでありました。
それを見ていた時に曹軍の都督である蔡と張允が曹操を裏切って周瑜へ寝返ることを約束した書面を見つけてしまうのです。
蒋幹は驚きますが、周瑜が起きる前にそれを持って急いで曹操の元へ戻ります。

蒋幹の報告を聞いた曹操は怒って蔡・張允を呼び出します。
二人を無言で睨み付ける曹操。
それに脅える二人・・・。
ふとおもむろに曹操は今すぐ水軍を率いて三江口に向かい呉を叩いてこい・・・と命じます。
すると蔡・張允は水軍はまだ訓練不足で今行くとまた初戦の二の舞です・・・と答えるのです。
それを聞いた曹操は二人の陰謀に確信を得て、二人を打ち首にするように命じます。
しかし、曹操はしばらく考えたかと思うとすぐにそれをやめるように言います。
だが、彼の前には首を斬られた蔡・張允の首が差し出されるのでした。
曹操はすぐに気付いたのです。
これが周瑜の策略であることに。。。

周瑜は自分を説得しにきた蒋幹に逆に偽の手紙を持たせ、水軍の扱いに慣れている蔡・張允を殺すことに成功したのでした。
曹操はすぐにこれに気付きましたが、騙されたことを知られたくなかったので黙っていたといいます。

周瑜は自分の策略でうまいこと蔡・張允を倒せたので上機嫌でした。
しかし、ふと孔明がこれに気付いていたかどうかが気になります。
それで魯粛に様子を探りに行かせるのです。

魯粛が孔明を訪ねると、孔明はこれからこちらから祝いに伺おうと思っていたところだと言います。
何の祝いかと魯粛が不思議に思うと孔明は江東の憂いが払われたでしょう?と微笑むのです。
そう、もちろん孔明は周瑜の策略に気付いていたのでした。
しかし孔明は自分が気付いていたことは周瑜にはくれぐれも言わないように・・・と口止めをします。

しかし魯粛は周瑜に報告してしまいます。
それを聞いた周瑜は何もかも見透かしてしまう孔明はいずれ呉の大敵となる、やはりなんとしても殺さねば・・・とますます殺意をたぎらせるのでした。。。


魯粛が孔明を訪ねた際に孔明は魯粛に将帥の役割について説いています。
『将帥とは兵を率いて武勇に長けているだけではいけません。凡百の将は兵力の大小、勇敢であるかどうかを重んじますが、優秀な将帥とは敵を知り、己を知り、用兵の術に長け、天の時を知り、地の利に明るく、人の心がわかり、建策が的確で兵法を熟知しているものです。
こうした名将は古くは孫子(そんし)、呉子(ごし)、管仲(かんちゅう)、楽毅(がくき・がっき)、今なら曹孟徳と周公瑾でしょう。
しかしあとの二人はまだ道を究めたとは言えない。
兵には見える兵、見えない兵があり、見える兵とはは武器を持って戦うものだが、見えない兵は太陽・月・星・風・雲・水・火・山や川の霊気のような森羅万象の全てが兵となる、これを使えるようになってこそ真の将帥と言えるでしょう・・・』
と。

どっちを使いたい?
■もちろん見える兵。
■見えない兵・・・。

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[ 2006/02/12 01:06 ] 三国志61~70 | TB(0) | CM(7)

三国志67 三江口の戦いの巻 

曹操から周瑜に書面が届きました。
ところがその手紙の差出人が『漢の大丞相』となっていたのです。
周瑜は曹操が漢の丞相を名乗っていることに腹を立て、使者の首をはねてしまいます。
当時、国同士が争っていても使者は斬らないのがしきたりとなっていました。
それなのに使者を斬られて曹操は怒り、とうとう水軍を呉に向けて出陣させたのです。
これが三国志上一番有名な戦いである赤壁の戦いの初戦となります。

呉は先鋒に甘寧をたてて迎え撃ち、三江口(さんこうこう)で両軍は激突します。
しかし慣れない水上での戦いに曹操軍は数の少ない呉の水軍にあっさり負けてしまうのです。

初戦で負けた曹操は川岸に要塞を作り、水軍の訓練を始めました。
川の反対側でそれに気付いた周瑜は小さな船を一艘用意させ、音楽をならしながら曹操の水上塞に近づいたのです。
敵の陣に近付くなどとても危険なことです。
しかし曹操軍の見張りは船が音楽が鳴らしていたため、観光か婚礼の船と思ってしまいました。
それで周瑜は敵の要塞を少人数で堂々を見に行くことができたのです。

そしてその要塞は見事な陣容でかつ機能的でした。
周瑜は水軍都督が蔡と張允であることを聞くと、この二人を倒さない限りこの戦いで勝つことは難しいと悟るのでした。

後から周瑜が偵察に来ていたと報告を受けた曹操は、初戦で自軍の士気をくじき、堂々と偵察に来ていた周瑜をなんとか破らなくては・・・と考えます。
そこで曹操軍の蒋幹(しょうかん)が自分は幼少の頃周瑜と学友であったから自分が江東へ出向いて舌先三寸で周瑜を口説き落とし、降伏させてきましょう・・・と名乗り出ます。
曹操は彼に任せることにしました。

周瑜は蒋幹が来たことを知ると、説得に来たことを悟り、喜んで出迎えながらもしょっぱなから
「しかしどうせ曹操に言われて来たのだろう?」
と蒋幹の矛先をくじきます。
蒋幹が慌ててそれを否定すると周瑜は
「今日は旧友の蒋幹が来てくれた、しかし曹操に言われて来たのではないから皆も決して疑わないように。今日の宴は旧友を暖めるものであるからもし国事を口にする者があれば斬れ!」
と太史慈に剣を渡し、宴の監督役を申し付けるのです。
蒋幹はますます降伏を勧めることができなくなってしまうのでした。

周瑜に降伏を勧めに来た蒋幹。
でもどう見ても周瑜の方が人間が上のようです。
さて、蒋幹の運命やいかに・・・。

■だいたい周瑜を降伏させる・・・ということ自体無理。
■いやいや、わざわざ出てきたからにはなんらかの働きをするのでは?

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[ 2006/02/09 23:58 ] 三国志61~70 | TB(0) | CM(7)

三国志66 久々の再会の巻 

宴会場に着いた孔明は物陰に隠れてそっと様子を伺いました。
武装した兵士が潜んでおり、劉備の暗殺を企んでいることは明らかです。
しかし、孔明は後から駆けつけてきた魯粛に
「これなら大丈夫でしょう。」
と言ってその場を離れてしまいました。

劉備と周瑜は酒を交わし、周瑜の部下達が江東の剣舞を舞っていました。
剣舞を舞う部下達の間に緊張が走ります。
周瑜の持つ杯から目が離せません。
周瑜は杯を落とすタイミングをはかっていました。
しかし、劉備の後ろには鬼神のような髭の長い赤い顔の大男が立っていて辺りに目を光らせているのです。
周瑜は劉備に後ろに立っている人物について聞きました。
劉備は「彼は義弟の関雲長だ。」と答えます。
関羽の噂は周瑜も聞いていました。
あの白馬で顔良・文醜の首を一太刀にして落としたという関羽・・・。

そんなこととは夢にも思わない劉備は周瑜に孔明に会わせてくれるように頼みますが、今ここにはいないとあっさり断られます。
孔明に会えないことが分かると劉備はそれではそろそろ・・・といとまを告げ去っていきました。
結局周瑜は最後まで杯を落とすことができませんでした。
周瑜は劉備を殺していたら自分が関羽に殺されていただろう・・・と思うのでした。

劉備が江夏に戻るために船に乗ろうとするとなんとその船に孔明が乗って待っていました。
二人は再会を喜び、劉備は孔明に
「雲長がいなかったら今頃主公(劉備)は周瑜に害されていたでしょう・・・。」
と言われて初めて暗殺が企まれていたことに気づくのです。
そして劉備は孔明がこのまま呉にいては危険だと心配します。
しかし孔明は自分は大丈夫だから帰ったら戦いの準備をし、11月20日の甲子(きのえね)の日に子龍(趙雲)に早舟を駆って自分を迎えにこさせるようにと言うのです。
劉備はその日に何が起こるのかと聞きますが、孔明はそれには答えず周瑜に気付かれないうちにもう行ってください・・・と船を下りるのです。
そしてくれぐれも日限をまちがえぬよう・・・と念を押すのでした。

結局劉備が難を逃れたのは関羽の武のおかげ?(今回は暴れていないけど)
なんせ動かなくても強いです、関羽・・・。

次回はいよいよあの赤壁の戦いの火蓋がきって落とされます。(といってもまだ初戦。ちょっと戦うだけ。)
そういや、一昨年くらいにあったペ・ヨンジュンの『赤壁の戦い』の噂は一体どうなったのでしょう??
ジョン・ウー監督の渡辺謙に交渉中という『The Battle of Red Cliff(赤壁之戦)』は??
一向に話を聞きませんが実現して欲しいものです。

どっちが見たい?
■ヨン様の『赤壁』
■渡辺謙の『赤壁』
ちなみにヨン様は何役の予定だったんでしょう?
渡辺謙は曹操ラシイ・・・やっぱり。

67話へ飛ぶ

[ 2006/01/29 00:46 ] 三国志61~70 | TB(0) | CM(8)
三国志


私がここで書いているものは三国志演義を元にした簡単なだいたいのストーリーであり、大幅に省略されています。
第一話から読む場合はクリック
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■三国志演義
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