趙雲が馬に乗るように言っても糜夫人は阿斗を連れて逃げるようにと言います。
するとそこを曹操軍の兵に見つかってしまいました。
趙雲は一人で曹操軍を追い払います。
ひととおり倒して夫人のところへ戻ってくると夫人の姿が見えません。
糜夫人は自分がいては趙雲と阿斗が逃げるのに足手まといになる、と自ら古井戸の中に飛び込んでしまったのでした。
趙雲は糜夫人を助けられなかったことを悔やみますが、感傷にひたっている暇はありません。
井戸の上に壁を倒して夫人の亡骸が曹操軍の手に渡らないようにすると阿斗を鎧の中にくるんで紐でしばり、四方八方から攻めてくる曹操軍の中を馬に乗って走りだしました。
趙雲は逃げながらも次から次へと攻めてくる曹操軍を倒していきます。
阿斗を抱え、槍を振り回し、手綱なんて持っていません。
脚で馬の体をはさみ自分の体を支えているのです。
そして遠くからこれを熱いまなざしで見ていた一人の男がいました。
もちろん曹操です。
遠くの方で馬に乗った若武者が自分の兵達を次々に倒していくのを見た曹操は
「あれは誰だ!?」
と部下に問います。
そして曹操の部下が慌てて趙雲のそばまで馬で駆け寄り、趙雲に名前を訊ねると趙雲は敵を倒しながらも
「常山(彼の出身地)の趙子龍だ!」
と叫ぶのです。
彼が趙雲だと知った曹操はもちろん彼が欲しくなり、自軍の兵に矢を射ることなく彼を生け捕りにしろと命じます。
しかしただでさえ強い趙雲。
生け捕りなんてことは難しく誰一人趙雲にかなうものはなく、そしてそのまま逃げられてしまうのでした・・・。
趙雲は長坂橋まで来ると、そこにいた張飛に後を頼み、そのまま劉備の元まで駆けつけます。
趙雲の姿に気づいた劉備は駆け寄ります。
趙雲のその顔、その体は鮮血で真っ赤です。
彼は事の次第を全て話し、糜夫人を助けられなかったことを劉備に詫びます。
そして阿斗を差し出すのです。
ところが阿斗の泣き声が聞こえません。
「途中まで泣いていらしたのに、もしやお守りできなかったのでは・・・?」
趙雲が不安に思った瞬間阿斗は目を覚まします。
なんと阿斗はあの戦闘の中を寝ていたのでした。
趙雲から息子を受け取った劉備は阿斗を投げ捨てます。
慌てて趙雲がそれを抱きとめると劉備はこんな子どもの為に優秀な武将が一人命を落とすところだった・・・と言って泣くのでした。
それは趙雲に対する最大の感謝であったに違いありません。
そして劉備のその気持ちに打たれた趙雲もまた涙を流すのでした・・・。
中国電視台の
三国志のドラマ
ではこの趙雲の戦闘シーンで『趙雲のテーマ』が流れます。
中国語ですが、「子龍〜、子龍〜♪」と言っているのが分かります。
趙雲ステキです♪♪♪(∇〃)
次回は長坂橋に残された張飛が趙雲を追いかけてきた曹操軍を追い払います。
今回趙雲が助けた阿斗は後に愚君になるため、趙雲が阿斗を助けたことについてのいろいろな意見が出ています。
さて、どっちに賛同しますか?
■後の蜀の為にも阿斗を助けなければ良かったのに。。。
■いやいや、やっぱりちゃんと助けてょ〜〜。
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